そろそろ夜の見回りに出かけるか…

由葵は起き上った。

沖田は部屋にはいなかった。

由葵は襖をあけて
外に出た。

今日のお月様もきれいなだな~。


由葵は塀を余裕で乗り越え
妖怪の気配を探った。

今日は妖怪の気配が強いな~
なんか最近妖怪の気配が
増してきてるのは気のせいだろうか?

そう思いながらも妖怪の気配の
元へ急ぐ。




!いた・・・。

だが、妖怪たちは人を襲おうともせず
じっとある一点を見つめ
隠れていた。

なんだろう?

妖怪たちの視線の先には・・・

新撰組がいた。

なんで?

新撰組と数人の浪士が斬りあいをしている
所だった。

あれは・・・
齋藤さんと原田さんの隊だ。


新撰組は浪士たちを倒し
屯所へ戻って行った。

新撰組のみんなが見えなくなると
妖怪たちは動き出した。