誠の心~2人の少女~

(何としてでも、実桜のところに・・・!)

由葵がこんな状態になったのは
今回が初めてではない。

今までにも、何回かあった。

しかし、由葵を
正気に戻す方法を
知っているのは
由葵の祖父か
実桜だけだった。


由葵の祖父が万が一のためにと
実桜にも方法を伝授していたのだ。

はあ、はあ、はあ・・・

(はやく、屯所に戻らないと・・・)

そう思って、由葵は動き出した。

ふらふらと歩きだした由葵は
すぐに転びそうになった。

(ヤバッ、倒れる・・・!!)

しかし、由葵は倒れるどころか、
体を支えられていた。

・・・沖田に。