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そして夜は更けていった。
息づく灰の中の光。
忘れかけていた思い出。

思い出すのは忘れかけていた。
1つ2つと浮かぶふくらみ
愛しい横顔。

大地に足るる幾千の夢。

銀の瞳の揺らぐ夜に
思い出をたくさんつくった。

幾億の年月がいくつ
祈りを土へ返しても・・・

私は祈り続ける。
どうかこの子に愛を

私は祈り続ける・・・

~~~♪~~~

う~ん・・・
久々に歌ったなあ~・・・

いつの間にか沖田は眠っていた。

由葵の歌声には力があった。
願いを込めて歌えば
それが力になるのである。

さて、行きますか。

沖田が完全に寝たのを確認してから
由葵は襖をあけて
出て行った。