「な、なんで、沖田さんが横に寝てるんですか!?」

「ええ~?
 アピールってやつですかね☆」

「ア、アピール!?」

かあああ

「由葵さんまっか♪
 か~わいい☆」

な、な・・・
沖田さんってこんな人だっけ!?


ふわっ

ふいに沖田さんに抱きしめられた。

!?

「由葵さん。無事でよかった・・・。
 本当に・・・。」

沖田さん・・・。

由葵は沖田の腕の中で
心地良いと思った・・・。


安心できると・・・。


「由葵さんは、しばらくの間安静にだそうです。
 巡察には出ないでくださいね☆」

「え!?」

「じゃあ、僕は巡察があるので
 失礼します。」

いつの間にか由葵は
沖田の袖をつまんでいた。

「由葵さん?」

「いえ。なんでもないです・・・。」

沖田は由葵の頭を
なでた後、部屋を出て行った。

沖田さん・・・。

どうしたんだろう私。
沖田さんのことばかり考えてる

沖田さんのこと考えると
ドキドキする・・・。

なんなの?