誠の心~2人の少女~

由葵は妖怪に後ろをつかれてしまった。

なんとか体勢を立て直そうとしたが

間に合わない!!

由葵は覚悟を決めて
目を瞑った。

しかし・・・

あれ?
いたくない・・・?

目をあけると

「なっ!?」

「なにもんだあ~、お前?」

沖田さん!?

「くっ」

いけない!
沖田さんは人間。
妖怪を斬れるのは私だけ。

私は・・・
私の存在理由を全うする!!

由葵は無理やり刀を構え
妖怪を斬りつけた。

ドサッ

「由葵さん!!」

由葵は片膝を地面についた。

はあはあ・・・

ふと、由葵は手を見た。

(さっき、浪士たちを斬った時についた血?
 私が、人をこの手で・・・?)

由葵が人を斬ったのは初めてではない。

けど、由葵は前よりも精神力が
衰えていて、人を斬ったことに対しての
罪悪感が一気に襲ってきた。