君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「だから俺は彼女をモノにしたい。」


モノにしたい・・・?


「今度のデートで告白するつもりや。」


「告白ですか?」


「うん。」


菅谷さんは微笑みながらそう言った。



あれ?

なんやろ、なんか変な感じ・・・


俺は体から込み上げてくる
変な熱に戸惑った。



「夜は帰さんかもなぁ~」


そう冗談ぽく言った菅谷さん、
けど俺はその言葉に何故かイラッとした。