君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「ホンマ大丈夫やっ・・・!?」


伊織が靴を履き立ち上がったとこに、
俺は勢い余って倒れ掛かった。


ドンっ!!


「きゃっ!!」


俺は咄嗟に両手で玄関のドアに手を付き、
体を支えた。



「あぶな・・・」


はっ!?


気付くと俺は伊織をドアに
押し付けていた。