君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「何言っての?」


「うるさいなっ!!
早う仕事せいや!!」


「なっ!! 人がせっかく!!
あんたな、そんな暗く飲まれたら
店の雰囲気悪くなるねん!!」


「はぁ!? おまえ、
客にいちゃもん付けるんか?」


「何が客や!! 
ツケで飲んでるくせに!!」


「何ぉ~!?」


俺は立ち上がり伊織を睨みつけていると、


ガラガラ。


そこへカップルの客が入って来た。