君を傷つけたのが僕だとしても・・・

次の日、俺たちは
クリスマス1色に染まる
街に出掛けた。


木々に飾られた電飾の道を
二人で手を繋ぎ歩く。


伊織は嬉しそうに
その電飾に見惚れている。



「綺麗やね?」


「うん・・・」


「愛してる、
そんな小さな言葉じゃ~♪」


伊織は電飾に触発されたのか、
俺の歌を歌いだした。