君を傷つけたのが僕だとしても・・・

俺の目の前には、
昔にも見た伊織の体があった。


胸に痛々しい傷・・・


俺はそれを見て止まった・・・



「悠次・・・?」


不安そうに呼びかける伊織、
しかし悠次はまったく動かない。



「悠次・・・?」


「・・・・・」


伊織は俺から目を逸らした。



「無理しなくて・・・
いいんだよ・・・」


そう言って伊織は、
胸を隠そうとした。


その時・・・