君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「んんっ?じゃなくて・・・
私・・・まだ・・・」


伊織の目は泳いでる、
不安に押しつぶされそうに。



伊織・・・


「大丈夫・・・」


もう、大丈夫だ伊織。


俺がそう言って微笑むと、
伊織はギュッと目を閉じて
掴んでいた手をそっと緩めた。



俺はまた伊織の唇にキスをした。


そして伊織の体をやさしく撫で、
服をそっと脱がして行く。