君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「これ・・・」


悠次はニコッと微笑み、
伊織の首にネックレスを掛けた。

そして自分の首にも
同じものを掛ける・・・



「悠次・・・」


「高いもんじゃないけど、
俺からのクリスマスプレゼント。」


悠次と伊織の胸には
同じネックレスが掛かっていた。



「ありがとう・・・」


伊織はそのネックレスを
何度も指で確かめながら、
嬉しそうに微笑んだ。