君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「だってもう完治する
見込みはないんでしょ?
じゃいいよ・・・」


「そんなんわからへんやん!!
医療も進んでるし、
ずっと治療していけば・・・」


「もういいっ!!」


「伊織・・・」


「たとえ治ったとしても、
私はもう恋はできない!!
もう誰にも愛されない!!」


伊織・・・


「それやったらこのまま
死んだ方がいい・・・
このまま・・・ううっ・・・」


伊織が俯き、声を殺して泣いた。
ポタポタとシーツに涙が落ち、
そのシーツをギュッと握り締めた。