君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「もちろんですよ。」


「あら、頼もしい。」


雅美さんはニコッと笑った。



「雅美さんまで・・・
こいつが出世するわけ
ないじゃないですかぁ!!

ミュージシャンになるって言って
東京も行かずに神戸に出てきて、
全然やる気ないんですよ?」



「何ぉ~!?」


「そうじゃない、
タダの意気地なしでしょ?」


「伊織、てめぇ~!!!」


俺は椅子から立ち上がった!!