君を傷つけたのが僕だとしても・・・

まさかな・・・


・・・まさか・・・


悠次はまたその場から走り出した。



あの公園にいるかもしれない・・・


あの公園は高台にあって、
正直歩いていくのは
かなりしんどい。


けど、伊織なら・・・


俺は伊織がそこに居そうな気がした。



悩んだ時はいつも
あの公園に行くって言ってた。


俺も何度か付き添ったこともある。


伊織・・・


俺は人混みをかき分け走った。