君を傷つけたのが僕だとしても・・・

それから俺と未来は、
母さんの言われたとおり手伝った。


買出しから、野菜の皮むきまで、
三人でしゃべりながら、
楽しく夕食の支度をした。



その光景は幸せな家族。
まわりから見たら
そう見えたのかもしれない。



日が暮れ、辺りが暗くなった頃、
姉貴夫婦と子供が家に来た。



「ただいまぁ~」


「おかえり。」


母さんが笑顔で出迎える。