君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「鯖の煮付けは、冷蔵庫入れとくから
明日にでも温めて食べて。」


「うん、ありがとう。」


伊織は鯖の煮つけをお皿に入れ替え、
ラップをして冷蔵庫に入れた。



「じゃあ、私帰るね。」


「えっ!? もう?」


「うん。」


いつもなら食べ終わるまで
いてくれるのになんで?



「送るから!!
もうちょっと待って!!」


俺は急いでご飯を食べる。