「入るよ。」


そして伊織はいつものように
家の中に当たり前のように
スッと入って来た。


「今日はなんで来んかったん?
いつも休み明けは来るのに。」


「ああ、別に・・・
ちょっと疲れてて・・・」


「そうなん? 大丈夫?」


「うん・・・」


俺は力なく返事を返した。