「私だって夢があるの。
普通に付き合って、デートして
手を繋いで歩く。
そして、大好きな人に抱かれる・・・

私だって愛がほしい。」


「伊織さん、悠次先輩は、
まだ伊織さんを好きだと思いますよ。
じゃないとこんなにも
伊織さんのそばにいない。
あんなに怒ったりしない!!」


サチは伊織の腕を力強く掴んだ。



「ううん、違うよ・・・」


「違わないよぉ!!」


「私、フラれたんだ。」


「えっ!?」


そう私はフラれたんだ・・・