君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「付き合ってるんだと思ってた、
だってあんなに仲いいし。」


「うん・・・
腐れ縁・・・なのかな?」


「腐れ縁?」


「悠次は私をほっとけないんだと思う。」


「ほっとけない?」


「うん。」


「なんで?」


「私を傷つけたと思ってるから・・・」


伊織は遠い目をして空を見上げた。