君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「伊織さん、ごめんね。
悠次さんを誘うようなことして、
本当にごめんなさい・・・」


「サチちゃん・・・」


伊織はやさしくサチの頭を撫でた。



「悠次とは付き合ってないから、
別にいいよ。」


「えっ!?
付き合ってない・・・?」


「うん・・・
まぁ、昔は付き合ってたけどね。」


「昔は?」


「うん。」


伊織はフッと微笑んだ。