君を傷つけたのが僕だとしても・・・

「サチちゃん・・・」


伊織も心配そうな目でサチを見る。


「伊織さんはいいですよねぇ・・・
綺麗だしスタイルもいい。
ほっといても男が寄って来る。

私は伊織さんみたいに
綺麗じゃないから、
こうでしか男の人の気を惹けない。

伊織さんみたいに
相手を選んだり出来ないんです!!」


サチは伊織をじっと睨んだ。



「おいっ!! 
何勝手なこと言ってんねん!!
伊織だってな!!」


悠次がサチに詰め寄ろうとしたら、
伊織がそれを止めた。