いつのまにか22:00になっていた。
いつもは彼氏とメールやら電話やらしている時間。

「ちょっとだけ寂しいかも…」

鼻の奥がジンとした。
宇奈、キムラクンと
うまくやってるんだろうな、
宇奈かわいいから
キムラクンも万々歳だよね。

「フリー満喫してやるか。」

強がる私の癖。
今夜は早めに
寝ることにした。


何時間寝ただろう。
携帯が鳴り、目が覚めた。

ー♪♪♪♪ヴヴヴヴヴッ

目をこすりながら
携帯画面に目をやる。

宇奈だ。

「モシモーシ…宇奈ぁ、どしたンー」

あくびを我慢しながら
電話にでた。

「癒嬉ぃぃー!!今から遊ばない?今日はキムラクン紹介してくれたからぁ~っ」

上機嫌な宇奈。
自業自得とわかっていても
いい気持ちじゃなかった。
だけど宇奈にあうと
そんな気分も忘れる。

「わかったヨーぉ、いつものとこだよネ?ふぁー…」

あ、あくびでた。

「まってるからぁ!!癒嬉だいすきだよ!」