寂しい復讐




あと50m...


彼に気づいてないふりで
私は隣にいる全然知らないお兄さんに話かけた


肩をとんとんと叩く


「あのーごめんなさい.今何時かわかりますか??」

「え??あっはい...19時05分を少しまわったくらいですね」

「え!?時間過ぎちゃってる~.ごめんなさい(笑)私ってば時計忘れちゃって」

「ははは(笑)僕もたまにあります.待ち合わせ??」

「ええ.これから食事で...あ!!彼きたわ」


彼が少しだけ怪訝な顔をして近づいてきた


「良かったですね.それじゃこれで...」

「ありがとう♪お気をつけて!」


軽く手をふると彼も振り返してくれ.駅の方に行ってしまった