もう6時か。
帰ってきたのが4時前だったから2時間は経ったのか。


外も真っ暗だし。


バカみたい、あの人の態度なんていつものことなのに。何沈んでんだか。


思考をムリヤリ一時停止させると、


――ガチャ

「ッ−−!!」

「おい、詩お…バコッ、、、ってぇな」




「なんだ、ルイか。」

びっくりした。

「人にケータイ投げ付けといて"なんだ"とは何だよ!」


「あぁ、ゴメンね。だってびっくりしたんだもの。」

つい持ってた携帯を投げてしまった。


「お前、全然反省してねぇだろ?(苦笑)」


「まぁ程々に?」

第一、いきなり入ってきたルイが悪いんじゃない。


「ったく。で、何があった?」


携帯をアタシに返しながらそう言う。

はっ!?
来て早々、何を言ってるのやら。
「何の話?」

「何があったんだって聞いてるんだよ。」

「だから何が?」

言いたいことがさっぱり分からない。




*