「稜!!!!!」 俺に一番に気付いたのは瞬太だった。 「よぉ」 「よぉじゃないよ!! お前絶対治ってないだろ!! 何年お前を見てると思ってるんだよ!!!!」 「本当に大丈夫だから!! 最後だし。 平気って☆」 「…後悔してもしらないよ?? でもお前の気持ちがそんなに強いとはなぁ。 さすが夢ちゃんパワー」 「なんだよ夢ちゃんパワーって 笑」 「おっと、監督が呼んでるよ」 ──今度こそホームランを打つんだ