「舜!」
「舜!」
「舜!」
「舜!」
ああ…うるせ。
舜、舜、うるせーんだよ。
「…なに」
中庭で寝転がってたら案の定朝倉に見つかってしまい捕まった。
「態度冷たいね」
「どーせ、俺に裏と表があんの知ってんだろ?」
優ノ介が言ったに違いないに決まってる。
アイツ朝倉のこと好きだって言ってたから
朝倉の言うことなら何でもきくだろうしな。
「あたしは裏のほうが好き」
誰もお前のタイプなんか聞いてねーよ。
1人で話し始める朝倉さん。
俺は完全無視。
「…ねえ、何で高畑さんと付き合ってるの?」
お前には関係ねえよ。
っつか言えるわけねえし。
「あたし好きな人いるんだ」
急に話を変えた。
しかもお前の好きな人なんか興味ねーよ。
どーせ、俺なんだろ?
アピールか。
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