◇◆◇◆実紅◇◆◇◆



あたしは悩んだ。

舜の気持ちも考えて

修夜の気持ちも考えて



そして答えは出た。



あたしは、修夜の家に行って
お姉さんの看病をする事にした。



修夜のお姉さんは、最近風邪を引いてしまったらしく


何も出来ない修夜は困っていたらしい。



そこで普段遊ぶ女の子に看病を頼んだは良いものの


女の子全員が、家事をした事がなく看病どころじゃなかった。


そして次に思い付いたのはあたし。



あたしの推理は当たった。



―――――………
――――――………



「わりぃな。…なんか、嘘なんかついて」


「本当だよ。はっきりと言ってくれればよかったのにー」


「だよなー」



そう呟いた後に修夜は、どこか悲しそうな顔をしていた。



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