俺はしぶしぶ洸太と修夜の近くに椅子を持っていき座った。
「…で？なに？」
洸太と修夜は
小さい声で話し始めた。
「俺に宣戦布告してきたんだよ」
修夜が言ったこの言葉を理解することが出来なかった。
「どういうことだよ」
「朝倉が『実紅ちゃんには負けないからね♪』って俺に言ったんだ」
はあ…？しかも
負けるとか…なに？
話がまったく見えない。
「だから舜を奪ってやるってことなんじゃねえの？」
「宣戦布告って…まじ？」
「まじ♪」
実紅から俺を
奪おうとしてるんだ。
へー…
上等じゃん？
俺には実紅しか見えてねえから奪えっこないけどな。
奪われるわけがないっつーの。
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