「そんなに、昨日の気持ち良かったの?」
こ、こいつ!
何言ってんの!?
どうして、あんなに見た目は王子様なのに、自分の本性のエロさを出せることが出来るのっ?
あたしには、きっと本当の自分を隠すことは出来ないな。
「ば、ばかっ」
「あぁ? ばか?」
ギクッ
この王子様的存在の狼男を怒らせると、どうなるのかは、あたしが一番分かってるつもり。
…なのに、いまだに、舜が怒り出すタイミングがイマイチ分からない。
「…あは、あははは」
「おまえに、ばか呼ばわりされたくねぇんだけど」
「…なっ…ひどっ」
「だって、実際、俺のが頭いいだろ?」
何も、言うことがなくなかった。
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