だからこそ、ムカつく。


この整った顔や、女の子たちを誘惑する甘いマスク。



全てが完璧で、欠けているものなんて、何ひとつない。



あたしには、正直いって何度も言うけど、勿体ない人。



………。



あたしは、舜にキスをした。





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チュンチュン チュンチュン



「…んーっ」



ん？朝…？

うそ？もう…？



ゆっくりと起き上がった。



「…んーっ！」



背伸びをすると、なんだか腰に違和感を感じた。



下を見ると…



「…っきゃあぁあ！」



な、な、なに？！

裸、なんですけど！



……あ、昨日そういえば、あたしたちシちゃったんだっけ。



だから、腰が痛いのか。



「んっー」


「ぎゃっ！」


「うっせー」



隣には、もちろん何も着てない上下裸の舜がニヤニヤ笑っていた。





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