続・狼彼氏×天然彼女






付き合ってる=エッチする

こんな公式が、あたしの頭の中にはあった。



だから、拒むことは恥ずかしいことだと、ただそう思っていた。



でも実際、もっと難しくて



普通のカップルなら、付き合ってすぐエッチするかもしれない。



でも現実、あたしたちは一年近くかかっているんだ。



「……あたしで、いいの?」



時が経つにつれて、自信さえも、無くなってしまった。



あさきと、比べられないかな?とか。

不満にならないかな?とか。





そのとき、舜はあたしをベッドに押し倒した。



「…え…?」


「俺には、おまえしか、いらねぇんだよ」


「で、でも…あたし、初めて、なんだよ?」



経験0だし。

知恵だって無いし。



舜と結ばれることを嬉しいと思ってるけど、心の中では本当は、少し怖がってる。



そんな、弱いあたし。




「んなの、関係あんの?俺は逆に初めてが俺で、嬉しいけど?」





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