炎の記憶~運命に翻弄される者

炎の記憶が終わり、気がつくとダークゾーンが消えていた。



頭が混乱していると村長が語りはじめた。



『お前にいつか話さなければいけないと思っていた。炎の記憶はお前も知っての通り呪われた記憶の持ち主、スマイルが所持しているものだ。だが、スマイルのなかでも王族の記憶を持つものたちのことを奏者と呼ばれる。』


話しが理解できずない俺はまずダークゾーンがどこに消えたかを聞いた。


『話しをさえぎるんじゃない。そもそもダークゾーンなんかはこの村には来てない。あれは記憶の歪みによって記憶が実在したように見えただけだ。』


『どうゆうことだ理解できない。』


『まずはっきり言えることがあるお前は奏者であるということだ。』


驚いたがすぐに言った。