炎の記憶~運命に翻弄される者

俺はこの力でダークゾーンを倒すというよりは、記憶を探す旅にでたかったんだ。



俺にマルナという国のタルティナ王子の前世の記憶がある。でも俺には自分自身の出生から10才までの記憶が存在しない。


そして、炎の記憶を所持する俺たちスマイルは町から出ることができない。


一つだけの特例はある。それはダークゾーンの復活または生命の危機があるときだ。



その場合、封印の町『ゲート』にあるスフィンクスとよばれる組織に守ってもらうことになる。



俺はこのチャンスを逃すわけにはいかない。


記憶を探す。旅に出って記憶を元に戻したいんだ。



村長たちに今までお礼を言おうと瞬間。


いままで天候がよかった。辺りが急に暗くなり、雷鳴が聞こえた瞬間。



身も凍るような男が俺のほうを見てきていった。



『炎の記憶を貰い受けるぞ。』



俺はその男をみて全てを理解した。


ダークゾーンで俺は消滅させられることを覚悟した。