『何??莉麻、熱あんの??』


不思議そうな表情を浮かべ

私と瑠禾の側に寄ってくる凛クン。


『ん~・・・熱いんだよね。

多分・・・やっ絶対に熱ある』


やっとおでこを離してくれて

自由に頭を動かせる。


『莉~麻・・・チョイおいで』


次は凛クンのとこかぁ・・・


凛クンは両膝を床につけて私と

目線を合わせた。


私を引き寄せて背中を

トントンとしながらも、右手は

さりげなく脈を測っている凛クン。