「凛君ってば!」
その声にハっとなる。
「ごっごめん!」
「ううん、いいの。大丈夫?この頃変だよ。」
「ちょっと考え事してただけ!そんな心配すんなって!なっ?」
「それならよかった。」
微笑む美桜はいつもより大人っぽくみえた。
「相田ー!5組の宮野がお前のこと呼んでるぞ!」
とクラスの男子が呼んでいる。
――宮野・・・。
宮野といえば・・・。
イケメンで背が高く学年2位にモテモテらしい・・・。
モテモテ?学年2位・・・。
・・・・・・!?
それ、俺ヤバイじゃん!!
絶対絶命ってやつ?