だからかな、
「じゃあね!伊波君!」
もう少し一緒にいたいと思ったのは。
「あっあのさ!伊波君ってやめねー?凛でいいよ!同い年なんだからさ!」
「じゃあ…。“凛君”でいいかな?」
名前を呼ばれた瞬間、ドキドキするのがわかるくらい心臓の鼓動がはやくなってる。好きなやつに名前を呼ばれると嬉しくて、もっともっと呼んで欲しいと思える自分がいる。
「それでいいよ!!これからもよろしくな!美桜!」
「うん!よろしくね、凛君!」
そう、これが俺たちの出会い。