雨をあびるアジサイ



「もしもし」


『あ、いたのか』


ついさっきまで直接話をしていたマスターの声。


「いたのかじゃないだろ、かけてきといて」


『いや。まだ外にいるだろうから、留守電にでも残せるかなと思っててな。ってことは美里ちゃんも、いるのか?』