雨をあびるアジサイ



「でもまるで――」


「んなことより、喉かわいてるんだから」


何かいおうとしたマスターの言葉に割って入り、ぼくは早く注文しろというふうにうながした。


「あ、ああそうだったな。美里ちゃん、注文は?」


「ぼくはいつものコーヒー」