雨をあびるアジサイ



この火事で、亜紀とその両親――これから家族になるはずだった3人を亡くした。



三日三晩とはいわず泣いただろうか。



あまりの悲しみのときには、涙は出ないと見聞していたけれど。


どうやらぼくは、例外みたいだった。