雨をあびるアジサイ



かろうじて残った指輪。


それから、まだ与えきれずにたくさん残った愛を握りしめて、


「…………っ!!」


ぼくは、ただ泣くことしかできなかった。


助からなかった大切な命に絶句して。


そして、失った存在のあまりの大きさに絶望して。