「何?いらないならいいよ。自然に還してあげるから」 ぼくが取り上げようとすると、 「誰がいらないって?もらうに決まってるでしょう」 美里は花束を引っこめる。 「だいたい、自然になんて還せないわよ」 とかなんとかぶつぶついいながら、しかし顔はうれしそうな笑顔でニヤニヤしていた。