「――そういって出てった」 『な、なんてこった……。美里ちゃんがあの火事を起こした家の?そんな……』 それっきり、マスターは黙りこむ。 無理もない。 おそらくぼくと同じくらいの衝撃を受けたにちがいなく、頭を必死に整理しているのだろう。