嘆きながら告げるその姿を、ぼくは正視できなかった。 できるはずもない。 どんな顔をして、どんな気持ちを抱えて、彼女を見ればいいというんだろう。 それでも、美里は必死に伝えきろうと話す。 「……どうやって償えばいいのか。どうしたら、その心に深くついた傷を少しでも治すことができるのかって考えてて」 「……くっ!!」 「そんなとき、たまたま日記を見つけて、それで――」 「それでぼくの傷がごまかせるとでも思ったのかよ!!」