「……あなたから離れようと何度も思った。あの話を聞いて、あの火事が原因でこんな辛い想いをしているのを知って。運命のいたずらのひどさに苦しんで……」 「…………」 「でも、それでも離れることが出来なかった。そのときにはもう――」 すうっと息を吸ってから、美里は叫んだ。 「もう、愛してしまっていたから……!!」