「えっ?あっ、これ?」 そういって、美里は自分の髪を軽くなでる。 「アップにしてるわけじゃ……ないよな」 こないだのデートまでは、肩の下あたりまで伸びていたロングの髪。 それが、いきなり頬あたりまでバッサリと切られているなんて。