愛してるの口づけ

バイト先の仲間、皆で遊ぶことになった時、

皆といっても同じ年ぐらいの仲間だけで行く予定であり、

計たったの5人だったので、私の車に全員乗せようと思ったのに、

先輩はとことんそれを嫌がった。

「大事な彼女や友達を遊ぶのの足代わりに使うのは絶対に嫌だ。」

と頑なにバイクで行くと言ってきかなかった。

私はむしろ、先輩だけ乗せたいくらいだったがそこまで言われると仕方なく、

先輩だけ現地集合ということで遊んだ。

バイト以外で集まったことのなかった私たちは、

最初こそぎこちなかったが、だんだんいつもの雰囲気になり、

ガヤガヤはしゃぎまくって、

まるで幼い時に時間を忘れて遊んだ午後みたいにあっという間に時間が過ぎたのを感じた。

夕方4時、当たり前のことなのかもしれないがその日にバイトが

入っているものがその中にいて私もその一人だった。