すると、
先輩は私を急に抱きしめて、
フルフェイスのヘルメットのガラスの部分を上げて、キスをした。
初めてのキスだった。
それから、私の車の中に入り二人でたわいもない話をしている時
「今日、ここ、誰が乗った?」
と助手席に座る彼が真剣な顔をして聞いてきた。
「えっと・・・確か矢口さんだったかな?・・・どうしてですか?」
矢口さんは私の一つ年下の女の子だった。
「そっか。それならよかった。」
先輩が本当に安心した顔で言うから余計に気になって、
“なんで?”を何回も聞き返した。
すると、彼は少し照れた顔をして、
「助手席ってなんか特別じゃん??他の男には座らせたくないじゃん??」
といって下を向いたので表情までは見えなかったが、
耳まで赤くしてそれを言う彼が本当に愛おしくなり、
今度は私からキスをした。
それから、沈黙の後先輩は、
「そろそろ、帰るか。」
と言ってそそくさと車を降りて、
自分のバイクに乗り片手をあげて走り去っていった。
その後ろ姿にこれ以上ないという愛おしさを感じ幸せを感じたのは百年、
忘れられないと思う。
先輩は私を急に抱きしめて、
フルフェイスのヘルメットのガラスの部分を上げて、キスをした。
初めてのキスだった。
それから、私の車の中に入り二人でたわいもない話をしている時
「今日、ここ、誰が乗った?」
と助手席に座る彼が真剣な顔をして聞いてきた。
「えっと・・・確か矢口さんだったかな?・・・どうしてですか?」
矢口さんは私の一つ年下の女の子だった。
「そっか。それならよかった。」
先輩が本当に安心した顔で言うから余計に気になって、
“なんで?”を何回も聞き返した。
すると、彼は少し照れた顔をして、
「助手席ってなんか特別じゃん??他の男には座らせたくないじゃん??」
といって下を向いたので表情までは見えなかったが、
耳まで赤くしてそれを言う彼が本当に愛おしくなり、
今度は私からキスをした。
それから、沈黙の後先輩は、
「そろそろ、帰るか。」
と言ってそそくさと車を降りて、
自分のバイクに乗り片手をあげて走り去っていった。
その後ろ姿にこれ以上ないという愛おしさを感じ幸せを感じたのは百年、
忘れられないと思う。
