今宵もおとぎはぼやいてる

小さい子とおとぎさん

コンビニ店内にて

「ねぇー、ねぇー、おとぎー」

『んー?何だい、婚姻届なら何時でも受付中だよ』

「おとぎって何歳ー?」

『スルーですかそうですか。…18。』

「…えー?」

『1と8が織り成す僕の齢。』

「…1齢8ヵ月?」

『違いますが。だから、18。18才。』

「えー、嘘だぁ」

『いや、本当なんだけど。…じゃあ、僕、何歳に見える?(ドキドキ)』
「入学したての中学生!!」

『何かリアル過ぎて傷つく!』

「で、ほんとのところは何歳なの?」

『いやだからさっきから言ってるよ?嘘偽りなく18だよ』

「…ぇ、…」

『あ、ほら学生証にも。』

「…っぁ、…」

『な?』

「……18?」

『18。』

「……」

『……』

「えぇぇ――――――――――ッ!?」

『ちょっ、五月蝿ぇッ!』

「えぇっ、え!おとぎそんな老けてたの!?だって全然見えないじゃん!!高くて15だよそれはぁっ!騙された!ずっと騙されてた!!!!」

『老けてるとか言うなし僕身長が高くはないだけで童顔ってわけでもないから。高くて15ってどういう意味だし勝手に思い込んでただけで騙しちゃいねぇよ、つーかどんだけ信用ないの僕どんだけ子どもに見られてたの僕。大体ここコンビニだから静かに、』「でもおとぎよく[金が無ぇ]って言って電車とか子供料金で行ってるし映画館だって小学生料金で観てるし、じゃあもしかしてそれ身分詐しょ『わ―――――――ッ』



店内では、お静かに。