今宵もおとぎはぼやいてる

電話がかかってきて。

「よっす、おとぎ」

『おぉー、ぃよっす。何だどうした』

「どうしたてw絶対気づいてるだろ」

『…ん…?』

「誕生日!!今日だろっ?おめでとさんッ」

『……。おお!!有難うな!!』

「今の間何だし。あれか、ちょっとビビったか」

『高鳴る胸の鼓動…はっ、まさか…これが、初恋…!?』

「ときめくなし。まぁあれだ、あんま会えないだろうし、せめて電話でもと思ってな」

『あはは、持つべき物はマブルダチだな!』

「マブルって何だよ」

『知らね』

「まぁとにかく、おめでとさん。近々遊ぼうぜ」

『おーう』

「んじゃ、またなー」
『なー』


プツッ

ツー…ツー…


『はぁ…』

『言えなかった…』




僕の誕生日、
先週だよって…


言えへんかった…